米ドル金利が上がってきた

アメリカのFRBが金利を引き上げており、上げ幅は鈍化するもののこの傾向は2023年いっぱい続くと予想されています(参照)。これに伴って、日本の銀行各行が提供している外貨預金、ここでは米ドル預金の金利も上昇してきています。4%くらいを付けているところも出始めている様子。

さてこうなってくると、こちらの戦略にも変化が及んできます。現在まで4%の利率を得ようとすると、ソーシャルレンディングであるとか、株式の配当金狙いとか、そこそこリスクを伴うものしかなかなか日本ではなかったものが、為替レート変動の可能性があるものの、「安定した金利を稼ぐ」というオプションが出てきたわけです。

例えば現在は1ドル130円くらいと、円安傾向にあるわけですが、ここで130万円を米ドルの定期預金に預け入れるとします。米ドルだと1万ドルですね。年利を4%とすると、1年後、税引き後に手元に残る金利部分は300ドルちょっと。その時の為替レートがどうなっているかによりますが、仮に円高に振れていて1ドル110円だったとしても、33000円くらいにはなります。

仮に1億3千万円が手元にあって、それをドル預金しておくと、1年間の利子収入は330万円。贅沢はできませんがそこそこ生活できるレベルの収入になります。1300万円であれば、33万円。他に収入があれば、旅行したりとかプチ贅沢ができるれべるになります。

「為替レートが悪くなったらどうするの?」と思われるかもしれませんが、金利を狙った外貨預金ですから、円高に振れようと円安に振れようと関係はありません。

ちょっと、外貨定期預金、考えてみる必要がありますね。