Money Canvas 限定ファンド

とある雑誌に、利回りの良い金融商品として「Money Canvas 限定ファンド」なるものが紹介されていました。なんでも予定利回りは税引き前で年利換算1%。予定運用期間が11ヶ月となっていますから、実際に手元に入るのは1％以下ですが、それでも定期預金などに比べたらはるかに高い金利です。

ちょっと調べてみると、まず Money Canvas は三菱UFJ銀行がWEB上で提供している、いわば、金融商品のポートフォリオが構築できるサービス。Money Canvas 内で、提携している金融会社が証券とか、投資信託とか、各種の金融商品を手軽に利用できるよう窓口を開いています。

その中の一つが Money Canvas 限定ファンドで、その名も Funds という企業が、Money Canvas 向けに提供しているもの。Funds は貸付型のクラウド・ファンディングに特化したサービスで、こちらにも口座を開設できますが、Money Canvas の口座とは独立したものになり、Money Canvas 限定ファンドの利用には、Money Canvas に口座を開設する必要があるとのこと。さらに、限定ファンドは人気で、抽選で当たらないと投資できない…

Funds の貸付先は、優良企業ばかりで、予定利回りは１～３％と低め。つまり、ローリスク・ローリターンを狙った貸付型のクラウド・ファンディングということですね。

話を Money Canvas 限定ファンドに戻すと、このファンドの借り手は三菱UFJ。三菱UFJは、この借りた資金を他の優良企業に貸し付けて、金利を得るという仕組み。なるほど。三菱UFJが借り手ですから、予定金利１％はほぼ保証されたようなもの。人気なのも頷けます。

Money Canvas 限定ファンドは、基本的に Money Canvas への集客目的のファンドだと思いますから、むしろ、興味があるのは Funds の方。グリーン系を中心にスタートアップ向けのファンドで痛い目にあっていますから、ローリスク・ローリターンのファンドにシフトしようかと思っていたので、結構ぴったりかも。